ビヘイビアの河又です。今日は、RPAで自動化するべき業務を定量的に洗い出すことができるプロセスマイニングツールについて紹介します。ヒアリング以外の有効な選択肢です。

プロセスマイニングツールとは

プロセスマイニングツールを使うと、今自分の会社あるいは部署の社員の方が何に時間を使っているのかを定量的に把握することができます。
RPA化するべき業務の選定は一般的に社員の方へのヒアリングもしくは感覚ベースで行われていたかと思いますが、プロセスマイニングツールを使えばそれをデータドリブンで行えます。 

主なプロセスマイニングツール

プロセスマイニングツールは、今のところ海外勢の独壇場です。特に高いシェアを誇るのは、ドイツCelonis社の「Celonis」や、イタリアCognitive Technologyの「myInvenio」といったツールです。CelonisをUiPathと組み合わせて使うというのが、2019年時点の日本におけるユースケースとしては一番多いようです。

BIツールでプロセスマイニングは可能?

BIツールを使ってプロセスマイニングをする場合、データの収集を工夫する必要があると思います。プロセスマイニングツールは言ってしまえば作業記録のコネクターを強化したBIツールの一種なので、記録部分を独自に用意できるのであれば代替することができると思います。

プロセスマイニングの重要性は会社の規模にもよる

プロセスマイニングツールによってRPA化するべき作業の特定が必要なのは、従業員が何千人にもなる大企業が主であると思います。逆に、従業員が数十名位らいの組織であれば、ヒアリングによって選定した作業とプロセスマイニングによって特定された作業が異なる事は少ないはずです。

このたび、私河又の個人的な(友人と運営している)YouTubeチャンネルで、人気のプロセスマイニングツール「Celonis」のデモ版を試してみましたのでこちらもよかったら参考にしてみてください。